国際結婚による様々な悩み(文化の違い)、問題(うつ病、薬物依存症)、良かった事

国際結婚による様々な悩み(文化の違い)、問題(うつ病、薬物依存症)、良かった事

国際結婚して4年、アメリカにて日本では経験してこなかった様々な問題、悩みに直面しています。ブログで共有することで、皆さんへの情報提供と自分の気持ちの整理、励ましになればと思ってます。

米コロンバイン高銃乱射事件の生存者、自宅で死亡

www.cnn.co.jp

皆さんはこの銃乱射事件覚えていますか?

ja.wikipedia.org

高校で起きた銃乱射事件。

この頃私は日本にいてアメリカとは無縁の生活でした。

単純にアメリカは銃社会だなと思った記憶があります。

 

で、今回知ったのが、

生存者のオースティン・ユーバンクスさん、

事件で負傷した際、治療に使われたオピオイドのせいで薬物依存症に。

本当に多いですオピオイドの依存症。

Methと違うのは、病院で治療の際に処方される点。

知らないうちに依存症になってしまうという恐ろしい薬。

最近ようやく国も動き始めたようですが、

どこの国でもあるように薬は莫大なお金が動きますよね

政府、製薬会社、病院等・・・。

これだけ依存性があると言われても使われ続けています。

そして、処方する際にも医師はその危険性について説明しないとか・・・。

 

オースティン・ユーバンクスさんは、長年依存症で苦しみましたが回復。

その後自身の体験を踏まえ、専門家として依存症治療の分野で講演、相談など幅広く活動をされていたみたいです。

死因についてはまだ公表されていませんが(5/20アメリカ 記事投稿時点)本当に残念です。

 

彼のTEDのビデオを観ました。

当時、患者の満足度と医師のボーナスは比例。医師は麻薬の問題を認識しているにもかかわらず、痛みを取り除けば患者の満足度も上がり、自分の収入も増えるため鎮痛剤、麻酔薬を多用。逆に良心に沿って鎮痛剤の多用をしなければ患者は不満を募らせ、最悪仕事を失うかもしれない。そんな風潮になっていた。

オピオイドは身体的苦痛を取り除くより、精神的な苦しみを和らげる効果がはるかに大きい

オピオイドもヘロインもケシの成分から作られています。

ヘロイン依存症者の86%は処方されたオピオイドがきっかけである。

17歳で事件にあい、それまで飲酒やマリファナ等にも手を出したことのなかった彼ですが、本人の意思と関係なく治療に使われたオピオイドにより、その後大事な時間を依存症の日々に費やすことになってしまいます。

依存症は精神的苦痛に大きく関係している。

そしてその苦痛は誰しもが持つもの。

ただその苦痛を無意識のうちにアルコール、ドラッグ、セックス、ポルノ、TV、そしてテクノロジーによってまぎらわそうとしている。

私達はそうやって知らず知らずのうちにプログラムされている。

この精神的苦痛の世界でハンドルを握っているのが大手製薬会社である。

今ADDICTION EPIDEMIC(一部地域での流行)からADDICTION PNDEMIC(世界規模の流行)へと変化している。

よく麻薬常習者のことをJunkieという言葉でひとくくりにされるが、彼らは私達と同じような父、母、兄弟、子供達(10代の子供でさえ)。

みんな自分なりにどうにかしようとしているが、毎月何千人もの人が命を落としている。

今すぐにでもこの問題に取り組む必要がある。

特に壊れ切ったこの医療制度について。

彼の言葉が心に残りました。

IN ORDER TO HEAL IT, YOU HAVE TO FEEL IT

私達はトラウマや精神的苦痛から回復することができる。

ただ薬に頼るのではなく、乗り越えるためには痛みを伴わなくてはいけない。

 

英語ですが、彼のホームページのリンク張っておきます。

TEDのビデオもあります。(英語字幕あります)

www.austineubanks.com

旦那が依存症で苦しんでいる今、

本当に心が痛むニュースでした。

ご冥福をお祈りします。

 

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