国際結婚による様々な悩み(文化の違い)、問題(うつ病、薬物依存症)、良かった事

国際結婚による様々な悩み(文化の違い)、問題(うつ病、薬物依存症)、良かった事

国際結婚して4年、アメリカにて日本では経験してこなかった様々な問題、悩みに直面しています。ブログで共有することで、皆さんへの情報提供と自分の気持ちの整理、励ましになればと思ってます。

昨日のNar-Anon

昨日はNar-Anonの日。

旅行行ってる人も結構いて参加者は少なめ。

でも新しい方達がいらっしゃいました。

ご夫婦と奥さんのお父さん。

かなり悩んでいる様子。

 

新しいメンバーの方達は息子さん二人がもう何年も薬物依存症とのこと。

刑務所へ行ったり、弁護士を雇ったり、私の育て方が悪かったのかと自己嫌悪に陥ったり。奥さんが泣いているのをみて、私も涙を我慢するのに必死でした。

お父さんも「どうしたらいいのか。今こういう状態なんだが、どうするのが正解なのか。」という感じでした。

そこであるメンバーの方が言いました。

「自分が初めてミーティングに参加した時、自分はどうやったら依存症の家族を更生させられるか、その答えを探しに来ていた。最初の何回かは、本当にここに来る事が自分のためになるのか、すごくあいまいな感じだった。でも今は自分になくてはならない存在になっている。ミーティングは答えを探しに来る場所ではない。いろいろなケースがあり、それはみんなにあてはまるわけではないし、それぞれの事情がある。ただ、ここに来れば、みんなが依存症の家族に苦しんでいる立場。必ず自分の辛さを理解しようとしてくれる。それは依存症の家族を持った経験がある人でなければできない。そしてここは依存症の家族を更生させる方法を話し合う場ではない。家族の事で苦しんでいる自分達に目を向ける場である。」

私は「答えを探しに来ていた」というところにすごく共感しました。

私もそうでした。何が正解なのか、どうしたらいいのか、初めて参加した時はその答えを探しに来ました。

でもそうじゃないんですよね。

今起こってること、依存症の家族、これはどうやっても変えられない事実。

そして私たちのせいではありません。

自分の大事な家族がどんどんと落ちていく。助けずにはいられません。ただそうやって一緒に落ちていくことから自分を引き離す。自分の身を守るということをNar-Anonでは学んでいくのです。

奥さんが「それは家族を見捨てることとは違うのですか?」と質問していました。

まさに私が以前持った疑問です。

ある方が言いました。

「それは見捨てることではない。私達はいつでも救いの手を差し伸べている。変わらない愛情を持っている。ただそれを押し付けることは助けることにはならない。本人に意志がない限り、それは依存症からの回復の妨げになるだけ。本人が自分の意志で薬を止めたい、人生をやり直したいと心のそこから思うまでは、保釈金を払う、Rehabに入れる、家賃を建て替えるなどは病気悪化の手助けをしているだけ。自分の考え方や行動を変えることは簡単なことではない。ただ、それができるのは自分自身だけ。依存症の家族と一緒に底まで一緒に落ちていくのか、自分の人生に目を向け、幸せになる努力をするのか、それは自分次第。ただ、ここにいるメンバーはその辛い思いを理解し、支えてくれる。ミーティングに参加し続けることが大事。」

 また一つ勉強になりました。

依存症の家族を変えることはできないけど、自分が変わることで、もしかしたらその家族も変わりたいと思うかもしれないですしね。それまで何やっても助けてくれる、尻拭いしてくれる存在がいなくなるわけですから。

 自分含め、依存症の家族を持って苦しんでる人がみんな救われる事を祈るばかりです。

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