Rehab(リハビリ)2
Rehabにはいろんな依存症の人がきます。
一番多いのはAlcoholic(アルコール依存症)
そしてDrug addiction(薬物依存症)
薬物で多いのが、
Meth, Cocainコカイン(発音コケイン), Heroinヘロイン,
Prescription drugs処方薬(Opioidオピオイド, Xanaxザナックス、など)
Rehabでは何をするかというと、
まず最初にDetoxの期間があります。
個人差はありますが、1週間くらいかけて薬、アルコールを体から抜きます。
その間Withdrawal(離脱症状)のため、1日中寝る、食欲増、頭痛、吐き気、めまい、倦怠感、いらいら、うつ、不安等が起こります。
個々の状態により、この期間は特に危険も伴うため、施設には医師、精神科医、看護師がおり、その人の状態を見ながら、薬を処方されたりもします。
実際施設にきてすぐ亡くなられた方いました。
この間は外部との連絡は基本遮断されます。
電話で話すこともできません。
Detoxの次は、いろいろなクラスで講義を受けます。
依存症について学んだり、Rehabを終え普段の生活でCravings(欲求)が生じた際、どうやってコントロールするかなどのTools(手段、方法)を学びます。
Twelve steps(12ステッププログラム)やCognitive Behavioral Therapy(認知行動療法)、その他ヨガやピラティスなど体を動かすクラスもあります。
12ステップについては再度記事を書こうと思います。
施設では食事はすべて提供され、部屋もクリーニングが入り、洗濯もしてもらえます。
ジム、プールやジャグジーもあり、いたれりつくせり!
これなら治療にも専念できますね。
規則は結構厳しいみたいです。
薬物持込禁止
暴力行為禁止
外出禁止
抜き打ちで所持品検査やドラッグテストあり(麻薬犬がくることもあり)
男女間の接触禁止
携帯使用禁止
電話は1日1回20時から22時の間に15分だけ(電話の前に行列ができる)
などなど・・・。
規則を破ると電話などはまだ猶予ありますが、その他は1回で施設から退去。
旦那がいた時も薬所持やけんか等で結構退去者いたそう。
Rehabには強制力はありません。
本人が自分の意志で続けなければいけません。
出ていきたい人はそのまま出て行ってしまいます。
たとえ家族が連れてきても、本人が勝手に出ていくならそれを引き留めることはできないのです(未成年は別)。
旦那がRehabにいる間、私の日常はというと、
平日は3時間程度バイト。
コミュニティカレッジのオンラインクラスを取っていたので、平日はオンラインの課題をやり土曜日は学校へ。
家をかたずけたり、愛犬の散歩に行ったり。
なんだかんだで1日が終わっていきました。
でも毎日泣いてました。
やはりつらかったです。
何がいけなかったのかなとか、私が彼を追い詰めたのかなとかいろんなことを考え、出会った頃の事を思い出し、いろいろ反省しました。
彼がRehabに行って2週間後に1度面会に行きました。
彼の笑顔は紛れもなく初めて出会った頃の彼。
雰囲気もとても穏やか。
私はRehabの成果を感じ、とてもうれしかったです。
1時間の面会でしたが、すごく元気がでました。
1週間後、Family therapy sessionに旦那のお母さん、お姉さん、妹さん、私で参加。
依存症の本人と家族が集まり、依存症について学んだり話し合いをしたりします。
みんな協力してくれてると思うとうれしかったです。
その1週間後、Graduation ceremony(毎週卒業セレモニーがあります)を終え、ついに旦那が帰ってきました。
本当にうれしかったです。
彼の変化も目の当たりにし、私は
「これでもう大丈夫。彼は立ち直れた。元通りになる。」
とあまりにも楽観的になってしまったのでした。