国際結婚による様々な悩み(文化の違い)、問題(うつ病、薬物依存症)、良かった事

国際結婚による様々な悩み(文化の違い)、問題(うつ病、薬物依存症)、良かった事

国際結婚して4年、アメリカにて日本では経験してこなかった様々な問題、悩みに直面しています。ブログで共有することで、皆さんへの情報提供と自分の気持ちの整理、励ましになればと思ってます。

学んだこと

ここまでは過去に遡って記事を書いてきましたが、今日は現在までに学んできたことを振り返ってみようと思います。

 

依存症は病気

依存症は50%が遺伝によるものであり、50%は環境や対処能力、複合疾患等によるもの

依存症になると嘘をつく、周りの人をあやつろうとする、すぐ忘れる(記憶にない)

 

 

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依存症は病気 ここを理解することからはじまります。

依存症になるのは意志が弱いからだとか、ただ自分が楽しみたいからだと考えられがちです。私もそうおもってました。こういうものは精神論でどうにかなるもので、本人さえ強い心をもってやめる気があれば、何も問題ないと。

日本だと大部分の人がまず経験することもないし、知識もないですよね。特に薬物に関しては、犯罪者同情の余地なし。家族も肩身が狭く、周りの目が気になる。私は1回目のRehabの時点では、友達1人(よく海外に行く子)を除いて日本人には誰にも話しませんでした。話したところで理解できる問題ではないし、「離婚したほうがいい」と言われるだけだと思ったのです。特に両親には絶対言えないと思いました。

日本では何かにつけてよく自己責任論が取り上げられますが、依存症に関しては、それだけでは済まされないのです。依存症は病気。しかも1度発症すると完治しない病気。治療を続けることや、病気の対処の仕方を学ぶ必要があるのです

 

遺伝について 病気であることを理解したら、次に注目すべき点です。

もしあなたの家系になんらかの依存症の人がいたら、あなたも依存症になる可能性があります。依存症患者の50%は遺伝によるもの、そして残りがさまざまな要因によるもの(環境やその他の病気との兼ね合い、その人の性格など)。

1度依存症のスイッチをONにすると(初めて飲酒する、初めて薬物を使用する)そのスイッチをOFFにすることは一生できないと言われています。家族に依存症の人がいるということを知っていれば、選択肢として、自分は一生飲酒しない、安易に薬物には手を出さない、処方薬についても医師に事前に確認をする等できるわけです(事故や病気のために手術を受け、その後処方された痛み止めや鎮静薬により依存症になるケースがアメリカでは問題になっています)。もちろん100%の確率ではないので大丈夫かもしれません、ただ依存症は本当に壮絶で、本人だけでなく家族を巻き込んで不幸の泥沼の奥底へと沈んでいき、抜け出すまでに多くの犠牲を伴います。時にはさえも。

旦那のいとこは父がアルコール依存症だったため、一生飲酒しないことを決めています(そのいとこはガンの遺伝に関わる仕事をしています)。

 

依存症になると嘘をつく、まわりをあやつろうとする、すぐ忘れる(記憶にない)

これが一番大変な問題で、家族やまわりの大切な人を苦しめる原因です。私の旦那は本当に100%信頼できる、私の事を一番に考えてくれる人でした。でも依存症になり、嘘をつき、私をあやつろうとする・・・イライラして私にひどいことをいうこともあり、別人のようになりました。本当に天使の彼悪魔の彼になるのです。

ではなぜ嘘をつくのか、それは脳がそうさせるのです。依存症の人は優先順位が薬やアルコールなどその対象物だけになるのです。栄養が切れるとお腹がすくように、薬が切れると脳が危険信号をだし、どうにか薬を手に入れようとするのです。そのことだけで頭がいっぱいになり、嘘をついていても、誰かを傷つけているとか、そういう感覚がその時にはないのです。

けんかになっても、私の言ったことを自分の都合のいいように置き換えて反撃する手段として使ってきます。けんかの後は薬を使い、その理由として私が彼を傷つけたからとか、私の事を言い訳に使ってきます。薬を使われたくないから彼がイライラしたらすぐに謝る癖が一時期つきました。

また、忘れたふりをするのか、本当に忘れてるのか、「言った、言わない」の会話が増えます。「え、なんでそれ知ってるの?」「自分が私に言ってきたんじゃん。」とか。「~するって言ったよね?」「そんな約束した覚えない。」とか。

 

こうして書き出してみると、私、依存症の事を結構理解しようとしてるなとおもうんですが、実際には書き出したことすべてを受け入れることはできません

初めて発見したときの知識ゼロのころから比べて、いろいろ勉強したし、依存症についても少しわかってきたし、楽になったのかというと、全然そんなことはありません。すぐ感情的になってしまうし、悲観的にもなってしまうし、泣くし、離婚の文字が毎日頭に浮かびます。

それでもどうにか今は自分にもっと目を向けようと、彼のことを理解しようと、なんとか1日1日を過ごしてます。それはNar-Anonナラノンという家族の会、彼のお母さんの協力、そしては彼なりにどうにか二人の関係を修復しようと頑張ってくれているおかげだと思います。

今はまだ彼を以前のように信じることはできません。2人でいてもすごく居心地が悪いし、1人の時のほうが気分が落ち着きます。でも今私たちは以前の関係に戻れるようお互いにできる限りのことを試しています。

明日はマリッジカウンセリングの日(明日で3回目、週1で受ける予定です)。私は今これにかなり期待をしています。どうにか以前のように心の底から彼の事を愛していると言える、彼のことを信頼できるよう、カウンセラーに導いてもらいたいです。

 

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4/25・・・・・・追記・・・・・・

マリッジカウンセリング、終了しました・・・・。

3回目、カウンセラーから言われたこと

「すべての問題が彼の依存症に関係している。まずはここを解決しないとカウンセリングが進められない。最低でも1か月、できれば3~4か月は薬を使ってない状態(Sober)であればまたカウンセリングを再開できる。もしくは依存症専門のカウンセラーに相談するのが望ましい。」

正直、そうとうがっかりしました。

カウンセラーさんに2人ともいい印象を抱いていて、期待していただけに、失望も大きかったです。

まず、

私たちは初回からすべてを打ち明け、どういう問題を抱えているか話していた

にもかかわらずここにきて

「専門のカウンセリングへ行くことをお勧めします」って・・・。

車で20分かけてカウンセリングに行き、話したのは10分少々(契約上のカウンセリングの時間は1時間です)。

コーヒーをいただいたので、まさにコーヒーを飲みにいっただけ。

保険が使えるとはいえ、コーヒーの支払をして帰ったようなものでした。

 

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